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【法律と税金は区別して考えるべきか】「法と税」の誤解[POSTED]:2018-09-10

【法律と税金は区別して考えるべきか】「法と税」の誤解

税金も法律もマター

意外に思うかもしれませんが、税金も税法という法律で規定されており、税金も法律マターなのです。
したがって、両者を峻別するという意味での「法律と税金」という表現は、ミスリーディングで正確性を欠くといえるでしょう。
法律の中に税金という分野があるというイメージでしょうか。法律と税金を明確に区別して別物と扱うのは正しくありません。
一般には、法律と税金とは別のものであるというイメージで理解をする方が多いのですが、税金も税法で規定されているので、法律の話なのです。

法律と税金を区別して扱うべきではない

税金は計算機を使って計算し手続きを進めていくものですから、六法全書をめくる法律の作業とはイメージが異なります。
法律と税金を全く別のものであるかのように区別することは無理からぬことなのかもしれませんが、税金もまぎれもなく法律なのです。
この点について、依頼者も少なからず誤解をしているはずです。
世間でも「法と税」という言い回しをするように、あたかも税金が法律ではないかのような誤解を抱いているところがあります。
しかし、法律をみると税金と法律を区別することが間違いであることがわかります。
まず各税法が存在します。
相続税法はもちろん、所得税法や法人税法、消費税法など、税金について規定する法律が存在しますし、各条文の解釈が問題になる点も法律と一緒です。
法律で税金が規定されていて、各税法が存在していることを考えると、法律と税金を区別して取り扱うべきではないことがわかります。

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