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【不動産の価格は遺産分割終了時を基準に評価】長期間かかる遺産分割事件[POSTED]:2018-10-08

【不動産の価格は遺産分割終了時を基準に評価】長期間かかる遺産分割事件

10年かかる遺産分割事件も

遺産分割は、実際に10年程度かかる事件もあります。
相続人の数が多いケースや相続人間の意見対立が激しいケース、モンスターのような相続人がいるケースでは、遺産分割が完了するまでに10年単位で時間がかかります。
遺産分割問題に関する事件は、必ずしも家庭裁判所における調停や審判だけでは完結せずに、関連する訴訟を地方裁判所で行う必要も出てきます。
家庭裁判所では取り扱わないような種類の訴訟を提起しなければならないこともあり、同時並行でいくつもの訴訟が係属するケースもあります。遺産分割問題が絡んだ事件になりますと、裁判所の記録も膨大になります。
解決までに時間がかかる事件ですから、それだけ記録も大量になるのです。
それぞれの訴訟の記録をあわせると、大都市のタウンページが何冊分も積み重なったような厚さになるということもあります。
裁判所にはいろいろな事件が集まりますが、遺産分割がらみの事件の記録は、ボリュームにおいて一番多くなってしまう種類の事件ではないでしょうか。

遺産分割完了までに相続財産の価格が上下することも

それだけ長くかかる遺産分割ですが、遺産分割が完了するまでの間に相続財産の価格が上下することは当然ながらあり得ます。
例えば、遺産分割が完了するまでに10年間かかったとすると、バブル経済崩壊の前後を挟んだ場合には、高値で取引されていたはずの上場株式が紙切れ同然にもなり得るのです。
このように遺産分割の対象となる財産は、遺産分割終了時を基準として評価することになりますから、不動産や株式の価格は遺産分割終了時の価格ということになります。

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