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    [CATEGORY]:事業承継紛争・お家騒動の実例

配偶者選びは慎重に【グッチ】[POSTED]:2019-11-20

事業承継において将来の経営者の最有力候補は配偶者

グッチ家の最後の経営者マウリツィオ・グッチ氏の妻、パトリツィア氏は、元々貧困家庭の出身であったが、上昇志向が殊のほか強かったという。その美貌で、グッチ家の相続人になる見込みだったマウリツィオ氏に近づき、マウリツィオ氏はグッチ家の猛烈な反対を押し切って結婚。
パトリツィア氏は夫をそそのかして操り、グッチ株の過半数を取得させて乗っ取ったものの、財産目当ての結婚であることを夫に気付かれてしまう。その後、夫から財産を奪うために殺し屋に依頼し、夫を殺害。1998 年に懲役29年の刑を言い渡された。

日本では、経営者の配偶者は当然に法定相続人となり、その法定相続分は2分の1と他の法定相続人より多く、会社の株式を譲り受ける可能性が非常に高い。

グッチの事例は、まさに結婚相手の選択において失敗した事例といえる。配偶者こそ、将来の経営者の最有力候補。万が一のことが起きた場合は、夫の後を継いで次の世代に会社を託す必要がある。ビジネスで成功する男性は、華やかな女性よりも堅実な女性を選ぶという話もある。結婚相手を選ぶ際には、将来の経営者としてふさわしいかという視点も必要だ。

娘の配偶者が後継者になることも

また、配偶者には「男性」も当然に含まれる。ビジネスの世界は依然として男社会。男の子が生まれなかった経営者は、娘の配偶者である娘婿に経営を託すこともある。
かつて大阪・船場の商家では、優秀な番頭を娘婿にして家業を継がせる伝統があったという。「経営の神様」といわれる松下幸之助氏が後継者に選んだのも娘婿だった。有名なのは自動車メーカーのスズキで、代々出来のいい婿養子たちに恵まれた。2代目の鈴木俊三氏から4代目の鈴木修氏に至るまで、後継3代の社長は皆、婿養子だ。

女性経営者として脚光を浴びる大塚家具の大塚久美子社長は独身だが、女性が経営を引き継ぐケースは珍しい。フジサンケイグループの鹿内家は息子の急逝に伴い、養子縁組までして改姓をし、創業家の配偶者を後継者とした。もっとも、最後はグループを追放されることになるのだが。

事業承継を円滑に進めるためには結婚相手の選定は慎重に

配偶者といえども、もとをただせば赤の他人。結婚は、血がつながっていない人間を家に迎え入れる行為だ。本当に信頼できる相手かどうかの選球眼が重要といえるだろう。
また、結婚相手として適切かどうかについて、結婚する本人と創業者の親の間で意見が分かれ、お家騒動に発展することもある。
結婚相手の選定は慎重に行うべきだ。

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