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不動産登記が勝手に書き換えられた！

不動産登記が勝手に移転されることもまれにあります。不動産登記において必要な印鑑証明は家族であれば入手が容易です。印鑑登録カードを自治体に持参すれば印鑑証明書が入手でき、印鑑登録カードは同居している家族であればいつでもアクセスできるからです。

売買や贈与などの原因で不動産登記が移転したとしても、不動産登記簿はまず確認することはないので、気づくことはありません。

登記移転の際の添付資料を確認

登記移転に気づいた場合、登記移転の際の添付書類は閲覧し、写真を撮ることもできます。

登記原因証明情報及び登記申請書の偽造が判明すればよいのですが、記名押印（署名押印ではなく名前を印字したもの）でも問題がないので、必ずしも偽装が証明できるわけではありません。

もともとの売買契約書や贈与契約書までは添付されていませんし、時間が経過して相続開始後であれば、存在しないといわれる可能性もあります。他人同士と異なり家族間では、契約書を作成しないこともあります。契約書が存在しないといわれても、そのことだけで売買契約や贈与契約がなかったとはいいにくいのです。