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【有効な相続税対策のためには遺産分割問題の解決が必要】相続人全員に関係し相続税の額にも影響する遺産分割[POSTED]:2018-08-30
相続税の改正後でも相続税の納税義務が課される人はせいぜい100人中8人程度。
大多数の方には、依然として無関係ともいえます。
それでも相続税に関心が傾く理由は何でしょうか。
おそらくそこには、相続税に対する過度な警戒と遺産分割に対する楽観があると思います。
相続税は国家に対して納税するもの。間違いがあると大変なことになる。10カ月という締め切りもある。
国家権力から徴税されるという緊張感から、不安感も強くなるのでしょう。
他方、遺産分割は、相続人同士で相続財産を分け合うこと。
家族内の問題だし……というように、なんとかなると思われがちです。
ところが、ここに見落としがちなポイントがあります。
金持ち限定の相続税とは異なり、遺産分割は財産額の多寡にかかわらず避けては通れないのです。
数%の方にしか関係ない相続税の問題よりも、誰にでも起こる遺産分割の問題がなぜこれほど軽視されているのか、不安になります。
本来は、相続税は遺産分割と不可分です。
財産の分け方によって相続税の額も変わるのですから。
有効な相続税対策をするうえでも、遺産分割の問題は避けて通ることができません。
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