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【相続人が勝手に基準時を変更できないようにするために】相続税評価額の基準日[POSTED]:2018-09-22
不動産・株は評価額が増減する財産
財産の中には評価額が増減するものも多くあります。
例えば、不動産がその代表といえるでしょう。
バブル景気の時には20億円近くで売買されていたマンションが、最近では1億円程度になっているケースもあります。
評価額が増減する財産の例として、株も挙げることができます。
大きな問題になる財産の評価基準
バブル景気の時に3万8,000円代後半を付けた日経平均が、リーマン・ショックの時には6,900円代にまで値を下げました。
このように、財産の評価は、いつの時点を基準に評価するかにより大きな差が生じますので、財産評価の基準時が問題となるのです。
明確に基準時を定めておかなければ、基準時を恣意的に操作して、自分に有利に評価することを相続人同士が画策し合うことになります。
高く評価したい相続人は、高く評価することができる基準時を主張するでしょうし、低く評価したい相続人は、反対に低く評価することができる基準時を主張するでしょう。
相続人が恣意的に基準時を変更できないように、財産の評価基準時については、いつの時点における評価を基準にするのかを定めておく必要があるのです。
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