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【事前に税務署の見解を確認することができるのが特徴】税務署と税理士[POSTED]:2019-02-19
税務署の見解を直接聞くことができる相続税理士
相続税申告において、申告内容が税務署に否認されることがあります。
税務調査によって申告内容が認められない時は、税務署の指摘に合わせて修正申告をするか、税務署が更正決定を出すのを待つかの決断をすることになります。
いずれにせよ税務署の見解と申告内容が異なる場合は、その旨の示唆を直接聞くことができるのが税理士業務の特徴です。
審判に答えを聞きつつ、選択肢を検討できる場面は、多くはありません。
間接的に温度感を探るということはあるかもしれませんが、ジャッジを下す人間本人から直接に回答を聞くことができるのは珍しいと思います。
しかも見解の相違があった時に、既に主張している内容を修正できるということも珍しいといえるでしょう。
相続税申告業務において中立な立場である相続税理士
通常の裁判では訴訟物をいったん決めた以上は、変更するには条件を満たす必要があります。
なぜなら裁判は訴えた側だけの利益を図るものではなく、訴えられた側の利益も考える必要があるからです。
訴えられた側としては棄却判決で勝訴する利益があるのです。
修正申告をする場合の不利益や、財産の扱い方について細かい内容まで税務署に相談しながら進めることができるのは、一方的に裁きを受ける立場という感覚である弁護士業務とは異なり、申告業務において税理士がある種中立的な立場に立っていることの証左でしょう。
税務署の意見を肌感覚で感じることができ、見解の相違が埋まらない場合に予測される不都合も、事前にある程度明確に知る機会を与えられるのです。
この結果、更正決定という緊張感のある場面にまで発展せずとも、修正申告で決着をつけることができます。
トランプのカードの裏を見て対策を立てることができる。
事前に答え合わせをすることができる。
これが税務調査における税理士の業務の特徴ではないでしょうか。
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