ブログ・相続最前線 遺産相続の弁護士・税理士相談はお任せ下さい|sozoku.com
【固定資産税評価額が増額となることもあるので注意が必要】自宅リフォームで相続税節税[POSTED]:2019-04-14
リフォーム費用分だけ相続財産を減らすことができる
生きているうちに自宅をリフォームすることが節税効果をもたらします。
たとえばリフォーム代に1000万円かかるとしましょう。
生前に被相続人が1000万円を出してリフォームすれば、その分、相続財産を減らすことができます。
しかしリフォーム代の1000万円を財産として持ったまま亡くなれば、その1000万円は相続税の対象になってしまいます。
建物の場合、相続税評価額=固定資産税評価額です。
被相続人が生きているうちにリフォームしたからといって、固定資産税評価額が変わることはありません(ただし、建物の価値を大幅に上げるような増築や大規模な改修は除く)。
自宅建物の評価額を上げることなく、リフォーム費用分の相続財産を減らせるわけです。
しかも、自宅をバリアフリーに改修したり、省エネ改修工事を行ったりした場合、一定の要件を満たせば「住宅特定改修特別控除」(リフォーム費用の10%程度)が適用できるメリットもあります。
賃貸マンションの相続税対策でも役立つリフォーム
同じ理屈で、もし被相続人が賃貸アパートやマンション経営をしているのなら、手をかけてリフォームするのも節税になります。
賃貸物件は築年数が経過して古くなると、徐々に入居率が低下して家賃収入が減ってきます。
すなわち投資利回りが下がってきます。
アパート・マンション経営の基本は投資利回りを高めること。
そのための手段がリフォームであり、生きているうちに手を打てば節税にもなるのです。
固定資産税評価額の増額には注意
建物自体の増築や構造などに手をつける大幅なリフォームは、工事の着工前に「建築確認申請」が必要になります。
建築主は確認申請書を役所か民間の建築確認検査機関に提出して、増改築が建築基準法や条例などに適合しているかどうか、チェックを受けなければなりません。
「建築確認」が必要とされるリフォーム工事の場合、建物の評価額が見直されて、固定資産税評価額が上がってしまうことになります。
キッチンの交換や、フローリングの張り替え、外壁の再塗装など、「間取りにほとんど変更を加えず、内装を張り替えた」という程度であれば、「建物を使うにあたって当然必要となる維持補修の程度」に当たるので、基本的には固定資産税額が変更されることはありません。
ただしリフォームの程度によっては「建物の価値を向上させるもの」と判断され、固定資産税が増額される場合もあるので注意が必要です。
この記事と
関連性の高いページはこちら
不動産相続のことなら『不動産相続の弁護士.com』
分けられない財産の典型である不動産。不動産の評価について相続人間でモメます。そもそも不動産が相続財産かどうかも問題になります。不動産を独り占めする財産の不正操作と最後まで戦います。
『ブログ・相続最前線 』のその他の記事
- 遺言の増加に伴う争族。認知症の疑いによる無効を防ぐためには
- 普及が加速する遺言 遺言を作成することの重要性は、ここ数年でかなり浸透しています。実際に事務所に来られる相続発生後の相談者の中で、遺言を持参される方はこの10年間でかなり増えました。10年前は遺言を持参されるケースは極めて少数でしたが、今は逆に法律事務所に相談する相談者の半分以上は、遺言を持参されている印象です。日本公証人連合会公表による全国で作成された遺言公正証書の件数も、年々増加傾向にありま…
- 相続税対策や相続争い(争族)における養子縁組』で氏は変わる?
- 相続税対策や相続争いにおいて、特定の相続人の遺留分を少なくするために養子縁組をすることは、非常に有効です。それにもかかわらず養子縁組を躊躇される方が多いのですが、理由の1つは氏が変わるからというものです。養子縁組をすると必ず氏は変わるのか。変わらないために何か対策はないのかを考えます。 養子縁組をした場合の養子の氏がどうなるかは、養子になる方の属性によって異なります。まず養子が単身者で結婚をして…
- 相続税申告が間に合わないときには
- 相続税の申告には期限があります。相続開始から10カ月以内、つまり被相続人が亡くなってから10カ月以内、もしくは、被相続人の死亡を知ったときから10カ月とされています。ちなみに納付期限と申告期限は同じです。 10カ月と聞くと一見長いようにも感じますが、相続開始からの10カ月は本当にあっという間に過ぎ去ります。相続人が複数人いた場合、そう簡単に遺産分割は終わりません。しかし、相続税は遺産分割が終わっ…
他にはないサービス。無料相談は原則、受け付けません。
無料相談を掲げる法律事務所とは一線を画し、価格競争には参加せず、報酬に見合う良質なサービスを提供しています。他の弁護士事務所にできないミッションを達成し、紛争解決に集中してリソースを割くために、相談対象を紛争性がある相続事件に限定しています。
「内容証明が届いた」「対立当事者に弁護士が就いた」「調停・裁判中」「調停・裁判目前」「弁護士を替えることを検討中」など、紛争性が顕在化している方は電話相談(初回15分)・メール相談(1往復のみ)・土日夜間の電話相談(初回15分)で対応します。
相続税を納める必要があり、
かつ遺産分割でもめている方は相談無料
来所 | ビデオ通話 | 電話・メール・土日夜間 | |
---|---|---|---|
相続税の納税義務があり、 かつ遺産分割でもめている事件 | 無 料 | 1時間:62,000円税別 | 電話:初回15分 メール:初回1往復 土日夜間:初回15分 無 料 |
内容証明が届いた事件 | 1時間:12,000円税別 ※来所困難な方に限り、 1時間30,000円税別にて 電話相談に応じます。 | ||
対立当事者に弁護士が就いた事件 | |||
調停・裁判中、調停・裁判目前の事件 | |||
弁護士を替えることを検討中の事件 | |||
その他、紛争性がある事件 (潜在的なものも含めて) | 非対応 | ||
税務に関する法律相談 | 1時間:50,000円~税別 | 1時間:100,000円~税別 | |
国際法務・国際税務に関する法律相談 | 1時間:100,000円~税別 | 1時間:150,000円~税別 |
来所 | ビデオ通話 | 電話・メール・土日夜間 | |
---|---|---|---|
内容証明が届いた事件 | 1時間: 12,000円(税別) ※来所困難な方に限り、1時間30,000円(税別)にて電話相談に応じます。 | 電話:初回15分 メール:初回1往復 土日夜間:初回15分 無 料 |
|
対立当事者に弁護士が就いた事件 | |||
調停・裁判中、調停・裁判目前の事件 | |||
弁護士を替えることを検討中の事件 | |||
その他、紛争性がある事件 (潜在的なものも含めて) | 非対応 | ||
税務に関する法律相談 | 1時間: 50,000円~(税別) | ||
国際法務・国際税務に関する法律相談 | 1時間: 100,000円~(税別) |
- ※お電話やメール、土日夜間の電話相談は、「内容証明が届いた」「対立当事者に弁護士が就いた」「調停・裁判中」「調停・裁判目前」「弁護士を替えることを検討中」など、紛争性が顕在化している相続事件に限定して、簡略なアドバイスを差し上げる限度で提供しています。メール相談、電話相談または土日夜間の電話相談よりお問い合わせください。
- ※一般的な相続知識については、お電話やメールでのお問い合わせを受け付けておりません。
一般的な相続知識に関する情報は弊所の各サイトでご案内していますので、こちらをご利用ください。
- 来所予約・お問い合わせ
- 03-5532-1112 9:00~18:00 土日祝日除く※お電話又は予約フォームにて法律相談のご予約をお取り下さい。
※小さなお子様の同伴はご遠慮ください。