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通夜・葬儀[POSTED]:2017-06-24

通夜・葬儀

葬儀の日程

僧侶・神官等に連絡して葬儀の日程を決定します。一般的には、死亡した当日に納棺、翌日に通夜、翌々日に葬儀・告別式とすることが多いです。当日に通夜、翌日に葬儀・告別式を行うこともできますが、法律上、死亡後24時間以内は火葬ができません。

一般的な日程 一般的な日程(朝死亡) 骨葬のとき
死亡当日 身内で通夜
(仮通夜)
弔問客を受けての通夜
(本通夜)
身内で通夜
(仮通夜)
2日目 弔問客を受けての通夜
(本通夜)
葬儀・告別式・火葬 弔問客を受けての通夜
(本通夜)
3日目 葬儀・告別式 火葬 火葬 葬儀・告別式

※骨葬とは、葬儀・告別式の前に火葬し、遺骨によって葬儀・告別式を行う葬儀です。火葬後日をおいて葬儀をおこなうこともあります。

葬儀社を決める

遺族で葬儀の主な方針や予算などについて打ち合わせをした後、葬儀社を決定します。葬儀社には遺体の搬送や安置なども依頼しますので、死亡後すぐに打ち合わせをする必要があります。なお葬儀費用について決定するときは、見積もり出してもらった上で各項目をチェックするくらいの慎重さが、トラブルを防いだり、不満を残さないためには必要です。

喪主の決定

葬儀を主催し、遺族の代表者として弔問を受けるのが喪主の務めです。喪主は葬儀のみならず、そのあとの年忌法要や供養も行う責任がありますので、慎重に選びましょう。僧侶や葬儀社との打ち合わせのためにも遅くても通夜に入るまでには決めなくてはなりません。普通は故人の配偶者がなりますが、既に亡くなっている場合や高齢や病気のために難しい場合は長男や同居の子など縁の深い人が務めます。

世話役の決定

喪主や遺族は主に弔問を受ける立場なので、葬儀全般の実務を仕切ることができませんので、実際の運営を数名の世話役に依頼します。世話役中から世話役代表を1名決め、喪主から正式に依頼します。世話役代表は親戚や友人・知人から喪家の事情に通じ、統率力のある人に依頼しましょう。

世話役には、会計係(香典の管理、現金の出納・精算、出納帳の記帳などの葬儀の経理全般)、受付係(弔問客・会葬者の受付と応対)、進行係(喪主と葬儀の司会進行に関する打ち合わせ)、接待係(弔問客・会葬者や僧侶へのもてなしと料理の手配)などを葬儀の規模に応じて各数名ずつ依頼します。

親族・友人に死亡、通夜、葬儀・告別式の日程を知らせる

通夜・葬儀の日程が決定したら、まだ故人の死亡を知らせていない友人・知人や会社関係の人に知らせます。できるだけ事務的に、要点(故人の姓名、死亡時刻、死亡した場所、通夜・告別式の日時、場所、知らせている本人の名前)を正確に伝えましょう。電話で連絡が取れない場合は電報もしくはメールを打ちましょう。

祭壇を飾る

自宅で通夜を行う場合は、祭壇を飾る部屋を準備します。

戒名の依頼

戒名とは、もともと仏教の戒めを守り、仏弟子になった証として与えられる仏名で、本来は、生前に与えられるものですが、現在は没後にいただくのが普通です。

また、戒名には位がありますが、これは故人の生前の信仰の深さや社会貢献度によって決まるもので、お金で買うものではありません。位の高い戒名をつけてもらったからといって故人の冥福が約束されるものでもありませんので、故人の人柄が偲ばれるような戒名をつけてもらうことが大切です。

なお、いただいた戒名は僧侶に白木の位牌に書いてもらいますが、納骨の際には菩提寺に納め、代わりに黒塗りの位牌を仏壇に飾ります。

通夜

通夜の進め方は一般的に、遺族と参列者がそろったところで僧侶による読経、遺族と参列者による焼香が行われます。喪主や遺族は故人のそばで弔問客の応対をし、弔問客の焼香後、喪主があいさつし、終了します。

その後弔問客および僧侶の接待する、通夜ふるまいを行います。関係者をもてなし、故人との最後の夜を過ごすことが目的です。通夜ぶるまいが終了し、遺族だけになったら、祭壇の線香と灯明を絶やさず、ひと晩交替で遺体に付き添うのが習わしです。

葬儀・告別式

葬儀は故人をこの世からあの世へ送り儀式で、遺族や近親者で営みます。告別式は友人や知人が故人とお別れをする場です。最近では、葬儀・告別式として一緒に行われるのが一般的です。

告別式が終わると、式場内で遺族と親族が故人の最後の対面を行います。棺を祭壇から降ろし、ふたを取ります。最後の対面では、祭壇に飾ってあった供花を全員で、故人の周囲を飾るように棺の中に入れます。また、枕団子や枕飯もこのときに棺の中へ納めます。

最後の対面終了後、棺のふたを閉じてくぎ打ちを行い棺のふたを固定して出棺となります。喪主は位牌を、遺族代表は遺影を持って棺に続き、棺を霊柩車に乗せたら、遺族は出棺見送りのために待機していた会葬者へ向かって横に並んで、喪主遺族代表が挨拶します。

返礼品・会葬礼状の準備

通夜や告別式後に、参列してくれた方へのお礼として返礼品を手渡します。一般的にはお茶やタオル、ハンカチなど1,000円前後の品物です。また会葬者に文面でお礼を述べるのが会葬礼状です。正式には葬儀後すぐに郵送しますが、最近では、葬儀後に出口で清めの塩などと一緒に手渡すケースが多くなっています。

心づけの相手 金額の目安 渡すタイミング
運転手 寝台車の運転手 3,000~5,000円
(搬送距離による)
安置場所に搬送後
霊柩車の運転手 3,000~10,000円
(霊柩車のランクによる)
乗車の際か葬儀場に到着時
マイクロバスの運転手 3,000~5,000円 乗車の際か葬儀場に到着時
火葬場 火葬場係員 3,000~10,000円
(火葬場のランクによる)
火葬場に到着後
休憩室係員 3,000~5,000円
公営火葬場職員 原則的に不要だが受取る火葬場もある
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