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遺影(いえい)[POSTED]:2017-11-23
遺影(いえい)
遺影(いえい)とは
故人を偲ぶために作られる写真もしくは肖像画をいいます。遺影は葬儀後には自宅の仏間に代々のご先祖様とともに飾られ、ずっと残りますので、故人を想う際に大切なものとなります。しかし多くの場合は、亡くなった直後に葬儀屋さんに言われるまま、アルバムから故人の写真を探し出して渡し、その後背景が消えて更には紋付や礼服に着せ替えまでした写真が、お通夜までに準備されてきます。
遺影写真の不満
死は突然やってくるものですので、気が動転し、通夜の準備で慌ただしいときに、作った写真は、決して満足のいくものではないようで、葬儀後に作り直したり、現在の遺影に修正依頼したりすることも多いようです。ちなみに葬儀業者に頼む料金は最多クラスの平均は2.8万円で、価格帯としては3.5万円以上が最も多いといわれています。
一般的には漆塗りの黒のフレーム、写真は胸から上の肖像であり、着物を着たモノクロを用いることが多いようです。現在はカラー写真も多くなり、また、礼服などの修正を加えず、生前の故人を良く表しているものを選ぶようになっています。
遺影写真は自分で用意する
事前に遺影写真を用意する傾向があるようです。生前から死んだときのことを考えることについて奇異に思う方もいるかもしれませんが、自分で気に入った写真を飾ってもらうため、自分自身の遺影写真を作っておくのもいいのかもしれません。遺影写真家という仕事もあるそうです。
いざとなってから葬儀業者に頼むより、前もって準備することは、経済的にもお得なようです。
ちなみに
遺影の発祥、考案者などはまったくの謎だと言われます。米国などでは遺体保存の方法(エンバーミング)が発達しているために葬儀の場面では棺を開けるので、特別に遺影写真をかざる習慣はないそうです。
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