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【遺言作成において、まず何から始めるべきか】遺言作成は財産目録作成から始まる[POSTED]：2018-08-01
遺言作成はまず、財産目録を作成することから始まります。
財産を整理すると、分割に当たっての指針が明らかになり、やらなければならないことにも気付きます。
休眠口座やタンス預金、昔買った宝石などを整理すると、分配割合も浮かんでくるはずです。
とっくの昔に分割が完了しているにもかかわらず移転登記が完了していない不動産が出てくることも。
今のうちに登記を済ませないと、分割自体の有効性が後に問題にされることもあります。
また財産の整理をすると、財産構成を改めるきっかけになります。
投資の世界では「複数の卵を１つのかごに盛るな」と言われますが、相続においても不動産や現預金、有価証券などをバランスよく持つことが大切です。
不動産しか持っていないと、不動産市場の激変で価値が目減りしたときには、大変な損害になります。
株式に偏って保有していても株価の影響を全面的に受けてしまいます。
モメないための財産の持ち方を考えましょう。
不動産のような分割しにくい財産は、複数持った方が良い。
どうしても複数持てないときは、不動産を分けやすいように分筆する。
不動産を取得する相続人を受取人とする生命保険を契約し、代償分割に備える。
遺言作成などによる対策を立てていなくても、相続が発生するまで不都合に気づくことはありません。
相続トラブルにおいては、吐血をしたりめまいがしたりといった不都合の前兆が顕在化することはないからです。
経済情勢の変化や法改正があり遺言を見直す必要が発生したとしても、誰も教えてくれません。
早めの遺言作成と定期的なメンテナンスが重要なのです。
節税・納税のトラブルや争族を未然に防ぐ「相続ドック」の受診をお勧めします。
起こりうる危険性を事前に把握しておく。
相続問題に対する意識を高めてもらう意味でも、こうした備えが必要です。
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