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【遺産分割においても目利き力がものを言う】長期化する遺産分割協議での珍現象[POSTED]:2018-10-28

【遺産分割においても目利き力がものを言う】長期化する遺産分割協議での珍現象

遺産分割協議の長期化で得する相続人

不動産や株式をもらう相続人は、現金をもらう相続人に比べて、相続する財産額を多くしてもらうなど価値的に色を付けてもらうことが多いのですが、遺産分割が長引くと珍現象が起きることもあります。
遺産分割における財産評価は、遺産分割の成立時を基準にしますので、当然、遺産分割協議が長引けば、その間に財産の価値の増減が発生してしまいます。
しかも遺産分割協議は時間無制限ですから、財産価値がかなり激しく増減することにもなりかねません。
まさに遺産分割協議を行っている時点では低迷していた不動産が、遺産分割協議の終了後、間もなくして上向くことも十分にあり得るのです。

相続も財産を取得する経済活動

戦後のインフレやバブル経済崩壊のような話はそうそうないと思いがちですが、アベノミクスでも株価は2倍以上になりました。
このような時に、先見の明がある相続人は、株式をとったり不動産を避けたりすることで、資産を増やすこともあります。
安倍政権誕生直前のことだったのですが、上場株式を果敢に取得し、その後の1年余りで財産を大いに増やした依頼者もいました。
遺産分割というと家族内でのモメごとというイメージしか抱かれないかもしれませんが、財産を取得する経済活動という側面もあります。
情報収集能力に長けた目利きの相続人が笑うのは当たり前なのかもしれません。

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