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【家族ではあるが相続人にはなれないペットの将来】ペットの将来にも配慮した遺産相続[POSTED]:2018-07-19
高齢化はペットの世界でも進んでいます。飼主の死後、残された高齢のペットが困らないよう、ペットの将来に配慮した遺産分割が注目されています。
先日、実家で母親が飼っていたマルチーズが亡くなりました。
18年間も生きたそうで、人間で言えば80歳を超える大往生だったようです。
きれいな木製の棺桶に入れてもらったうえ、人間と同じような葬儀までしてもらい、家族の一員としてかわいがってきた母親も実に満足そうでした。
子供たちが自立した実家に残される老母と犬1匹。
珍しいことではありません。
最近では独り暮らしの寂しさを紛らわすため、ペットを飼う高齢者が増えているようです。
ペットを飼うことは、一定の認知症対策にもなるといいます。
アニマルセラピーという言葉も一般化しているように、動物と一緒に暮らすことは、人間にとって癒しの精神的作用があるのでしょう。
戌年生まれだった五代将軍・徳川綱吉が発案し庶民から不評を買った「生類憐れみの令」ではありませんが、現代では、人間並みのサービス受けられるペット用の施設も増えています。
今や、ペット専用の露天風呂がついた温泉旅館もありますし、ペット飼育者専用のマンションもあります。
高齢の犬を預かって、死ぬまで面倒をみる「老犬ホーム」なる犬専門の介護施設まであるそうです。
ペットの世界も人間と同様、食べ物の充実(ペットフードの改良)や医療技術の進歩により、長寿化が進んでいるようです。
老老介護ではないですが、老犬ホームに犬を預ける人の中には、自分自身も高齢化して犬の面倒をみきれなくなった人もいます。
他に面倒をみてくれる人を見つけられず、先に自分が死んでしまえば、愛犬は保健所で殺処分されることになりかねません。
それでは余りにかわいそうだ、と思った高齢の飼い主が施設を利用しているようです。
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