相続Q&A [79件]sozoku.com
- Q69.遺言がある場合でも、遺産分割協議を行うことがあるか
- あり得る 遺産分割調停 遺言がある場合、 遺言が優先するために、遺産分割協議を行う必要はない。 では全くないのかと言うとそうではない。 相続人全員の合意によって、遺言とは異なる内容の遺産分割協議を成立させることができる。ただ実際に、 遺言の中身は特定の 相続人に対して有利になってることが多い。受益相続人にとってみると、あえて遺言の中身とは違う遺産分割協議をする理由はない。せっかく遺言によって有利になっている自分の取り分が、遺産分割協議で覆されるわけなので、 当然といえば…
- Q68.遺産分割をやり直した場合の税務面におけるデメリット
- 贈与税がかかる場合有 遺産分割のやり直す必要が発生する場合がある 遺産分割がいったん成立したものの、何らかの事情で前提が変わった。遺産分割が前提にしていた事情について、相続人間で争いが発生した。新たに 遺言が見つかった。 遺産分割をやり直す際に注意が必要なことがある。税金のことである。一旦有効に遺産分割が成立した場合に、遺産分割によって取得した財産は相続人の財産となる。その相続人の財産をまた別の相続人に対して渡すわけだから、贈与が行われたと認定される可能性を心配しなければ…
- Q67.法定相続分にこだわることのデメリット
- トータルな損得を考えるべき(納税額も含めた) 法定相続分はもらう権利がある これは間違いないが、金科玉条のように法定相続分にこだわってしまうと、なかなか遺産分割協議がまとまりにくい。1円まで突き詰めて、損得勘定を計算している相続人もいるが、法定相続分へのこだわりを、ある程度は諦めた方が良い場合もある。 まず法定相続分にこだわってしまうと、 遺産分割協議がまとまりにくい。ある部分では妥協をして、 早期の解決を図るということも一つの方法である。端的にあまり欲張らない方が良いと…
- Q66.遺産分割協議が長引くと、相続税額に影響を与えるか
- 特例が使えず 遺産分割にはいつまでにまとめなければいけないという期限が存在しない まれ10年単位で継続している遺産分割協議もある。 長くかかる原因としては、遺産分割調停という一つの手続きでは終わらないということがある。遺産分割数を進める上での前提問題、具体的に言うと相続財産の範囲などに争いがあると、個別に訴訟手続きをしなければならない。不当利得返還請求訴訟などを重ねていくことでどうしても時間がかかってしまう。遺言があったとしても遺言が無効であるという主張が出てくると、遺言…
- Q65.弁護士を頼むべきか
- 弁護士抜きでの交渉は期限を区切って打ち切る。一定以上の時間がかかるということは無理な証拠。 遺産分割協議や遺産分割調停において、代理人として弁護士を依頼するかどうか 弁護士に依頼するタイミングについては、よく相談を受ける。相続紛争については、弁護士に依頼するかどうかに関して逡巡するケースがある。というのも元々は家族同士の争いなので、血が繋がっている者同士で話し合いば足り、わざわざ弁護士に依頼する必要がないのではないか、と考える方がいるからである。 ところが相談にいらっしゃ…
- Q64.音信不通の相続人がいる場合にはどうすべきか
- 遺言がないと遺産分割ができない 音信不通の相続人がいることはそこまで珍しくない 音信不通と言っても色々なパターンがある。文字通り音信不通になったパターンもあれば、もともとコミュニケーションを取っていなかった人間がたまさかの巡り合わせで相続人になっているパターンもある。 文字通り音信不通になったパターンというのは、通常は蒸発などによって生き別れになっている相続人がいる場合である。生きているのかどうなのかすらわからないケースである。頻繁にあるというわけではないが、ないわけでは…
- Q63.遺産分割協議書は作成すべきか
- 作成しないと蒸し返しリスク 遺産分割協議の結果は通常、遺産分割協議書を作成して形に残すものである ただし遺産分割協議書を作成することはどうしても必須なのだろうか。遺産分割協議書を作成しなければ遺産分割協議は成立していないことになるのか。 法律上一定の様式が要求されている行為はある。例えば相続に関して言うと相続放棄。単に相続を放棄しますと言うだけではダメで、家庭裁判所に対して申述をしなければいけない。しかも相続開始を知ってから3ヶ月以内という期間制限がついている。限定承認も…
- Q62.相続人ではない妻が横やりを入れている
- もめる相続の傾向は、全員が個性的というよりも、特定の1人が個性的で全員を混乱に陥れるケースがある。その場合、関係者だけではなく配偶者の中に個性が強い人間がいると問題に。実際の関係者は相続人の数×2 遺産分割協議をしているうちにどうしてこの人の言うことを聞かなければいけないのか、どうしてこの人のペースで物事が進んでいるのか、と不思議に思うことがあるだろう。おとなしそうな親族に混じって、一人だけ声の大きい女性がいた。相続人の妻であるその女性は、法的には全くの部外者であるにも関わらず…
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