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Q22.自分と家族の意見が異なる[POSTED]:2019-09-30
決断が下せず何もせずに終わるパターン。家族の人間関係が一気に変わる出来事がないと進展しない。ルールを決めたら迷わないこと。
相続について自分と家族との意見が異なる
どうしたらよいかという質問を受ける。
家族の意見がまとまっていない段階での相談に対して、どのようにアドバイスすべきか。
専門家への相談は、専門知識を頼るのが目的である。
どうすべきか、何をしたいのかを事前に決めてあるからこそ、有効な相談ができる。
裁判をすべきか、もう少し様子を見るべきかについては、特に相談を受ける。
家族を相手に裁判をする決断を下すことは一大事であるが、最終的には決めてもらうしかない。
相談者の中には、親子などの複数で相談をされる方もいる。
決定権を持っている方がどの方なのかは、ある程度は明確にわかる。
親子で相談をされる方は、父親の相続後に相談をする場合は、母と子供で相談をされる方が多い。
母娘の場合、決定権はそこまで大きな差はないが、母息子の場合、息子がリードしているパターンが多い。
高齢者は決められない。
決断が遅い。
子どもがリードをする傾向がある。
みていると娘の方が母の思いに対する気遣いをするようである。
専門家に相談をする場合、どこまでが人生相談でどこからが専門知識に関するアドバイスなのかを明確に分けることも大切である。
複数の選択肢が存在する場合、どちらを選択するべきなのか。
どちらを選択したほうが、合理的なのか。
専門かとしてアドバイスすることは可能だが、この点について正解はないというポイントは、本人が決めるしかない。
どの財産を誰に相続させれば相続税が一番安くなるのか。
遺言無効確認訴訟よりも遺留分減殺請求訴訟の方が、この証拠関係であればよい。
この相続人を相手方にしたほうが、最寄りの裁判所で裁判ができる。
相談事項の中には、明確に言い切れるものもある。
しかし例えば、そもそも裁判を起こすことを躊躇している。
話し合いをいつ打ち切ったらよいかなどの相談については、絶対の正解はない。
人生相談をしても、答えがなかなか見つからないこともある。
決断を下す際には、ルールを決めること
今月末までまとまらなかったら遺産分割調停を起こす。
今回の問合せに対する返答に納得がいかなかったら弁護士に依頼する。
一度決めたルールには従う。
同じ問題について繰り返し悩まない。
下した決断について後悔しない。
経験則上、どれだけ悩んでも、一定期間を超えてしまうと意味がない。
悩む時間が長くなるかどうかの問題になってしまう。
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